農場について

100年先も農場を継続すること。そんなに難しいの?と不思議に思われる方は多いと思いますが、実はとても難しいことだと私たちは考えます。

ひとつは、農業は自然を守る産業でもありますが決まった農産物を自然から取り出してしまう産業だからです。そのため山にある生態系のバランスがとれた状態を維持するのが難しい。だからこそ病害虫が出たり収量が安定しにくかったりします。

ほのぼのハウスでは山から学び、農業、住まい、暮らし、自然がつながって循環する仕組みづくりを心掛けています。

例えばお米の殻を炭にして畑に施したり、家の壁や床に下に入れたり、もちろん畑には、作物の植え付けと同時に炭を入れ、根の健康な発達とよい微生物の働きを促します。

山の上から見た春のほのぼのハウス

現代の農業は、農場は農場、自然は自然とバラバラに考えられており、すべてがつながることはありません。手間がかからない分、たくさん収穫はできますが自然の中にあるにもかかわらず農薬などで生き物がいない状態です。

わかりやすいのは天空の城ラピュタの一説。
”「土に根を下ろし 風と共に生きよう 種と共に冬を越え 鳥と共に春を歌おう」
どんなに恐ろしい武器を持っても、たくさんのかわいそうなロボットを操っても、土から離れては生きられないのよ。”

ポンせんべいを食べる赤ちゃんたち

おとぎ話の世界ではないと私たちは考えています。戦後の70年で日本はここまで変わりました。

50年先はもしかしたら、もっといい未来かもしれない。では100年、1000年先は?今を生きるのは私たちですが、未来を生きるのは私たちの子どもや孫やその先の子たちです。

子どもたちの未来がほのぼのと平和であるように、小さくても今私たちができることを考え続けています。

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